海洋未来イノベーション機構の西原准教授が進める上五島町の有川中学校と連携による藻場保全のプロジェクト*は二年目を迎え、今年も藻場保全のため、植林する海藻の幼体を育てる第一歩として、水産植物生態学研究室四年の浦江壮志さんが有川中学校の一年生(37人)に対して、海藻の茂る藻場についての話をしました。磯焼けが深刻化するなかで漁師・水産業に関わる人だけでなく、住民の一人一人が島を取り囲む海を自分で守るために、まずは藻場の環境について知ってもらうという取り組みの第一段です。次回は12月に海藻の幼体作成キットの説明が予定されています。

*全世界で展開するPew海洋保全フェローの一つ

写真上. 翌日に行われた水産植物生態学研究室の藻場調査