2020年12月、福岡県立鞍手高等学校より68名の生徒の皆さんが参加され、2日間にわたり長崎大学島嶼SDGs研修会を開催しました。 
初日はJICAデスク長崎の国際協力推進員・戸崎千尋さんを講師にお招きし「JICA海外協力隊での体験とJICAのSDGsに関する取り組み」というテーマで、途上国でのボランティア活動の経験を交えながらご講演をいただきました。海外へ行くまでの準備や研修から現地でのリアルな活動などの話を沢山していただき、受講した生徒からは、テレビやインターネットで知ることができない貴重な話を聞くことができたと喜びの声がありました。
次に、生徒の皆さんによる課題研究発表大会を開催し、班ごとにSDGs17の目標からテーマを1つ決め、課題解決に向けた取り組みの発表を行いました。
最後は、鞍手高校出身の長崎大学学生との交流会を行い、勉強の方法・やっておくべきこと・大学生活など、さまざまな質問に卒業生が丁寧に応えていました。
初日の全てのスケジュールが終了すると、長崎大学の食堂へ移動して各自夕食をとりました。
2日目は、当プロジェクト協議会会長の中村典生副学長が「国際理解と外国語教育」というテーマで講義を行ないました。今の世の中の状況をふまえ、自分がどいういう位置にいるのか、いま何をやっておくべきかなど、今の自分、これからの自分についてそれぞれが考えていくきっかけとなったと思います。
2日間にわたり開催した今回の研修が、生徒の皆さんの今後に少しでもお役に立てたら嬉しいです。
長崎大学島嶼SDGsプロジェクトでは、引き続き活動をしていきたいと考えています。

今回の研修は、スタッフ全員がワクチン接種または抗体検査を行い、スタッフ・参加者全員がマスク着用、出入り口での消毒、常時換気を行いながらの開催となりました。