医学部の前田隆浩教授を中心としたグループの離島医療へのドローンの利用のプロジェクト申請-「住み続けたい」を支える離島・へき地医療サポートモデルの構築ーが令和元年度のJST(科学技術振興機構)のSLOVE for SDGsにシナリオ創出フェーズとして採用されました。

プロジェクト内容は以下の通りです。

【解決すべき問題】

離島・へき地では、多くの住民が可能な限り長く住み慣れた地域で暮らしたいと望んでいるものの、医療人材不足が深刻な社会問題となっているのに加え、海で隔絶され高齢化が進んだ小集落が点在する立地条件が、医療をはじめ公共サービスを提供する上で大きなハンディキャップとなっている。具体的には、遠隔医療が解禁となったものの、無薬局地域の住民にとっては、遠隔医療が行われても薬を受け取ることができない。また、医薬品の使用頻度などから常備されている医薬品の種類と数量が限定されているなどの問題がある。

【提案内容】

本シナリオ創出フェーズでは、へき地における遠隔医療にドローンによる無人物流と地域全体での医薬品など、在庫情報共有を組み合わせることにより、医療レベルの向上と効率化にむけた次期フェーズの本格的開発を視野にいれつつ、簡易システムの運用検証を行う。

研究開発に参画する実施者、協力する関与者の所属機関
  • 長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科
  • 長崎大学 グローバル連携機構
  • 五島市
  • 五島医師会
  • 五島薬剤師会
  • 長崎県五島中央病院
  • 長崎県福祉保健部薬務行政室
  • 長崎県五島保健所


https://www.jst.go.jp/pr/info/info1404/besshi1.html